谷中 和楽やについて

食を演出する和の器たち

  谷中 和楽や ネットショップへお越しいただきありがとうございます。店主の下田です。 

 遠い過去より今日まで、人が手作りしたものには、必ずその作り手の心がうつされていると思います。お品物を手に取り眺めれば、何かしらその感触が伝わってきます。日常生活の中で使っているそのようなものたちは、様々な手が加えられてこの世に生まれてきたわけですが、物の役に立っている、人の役に立っていると思った瞬間にその作り手の心が瞬時にこちら側に伝わってくることを感じます。

 そのような感覚が得られればそれらのものが愛おしく感じられ、できるだけ長く手元に置いて使っていきたいと思うようになります。そして、使い続けることによって、人と物、あるいは人と人とのつながりの大切さや尊さを心の奥深く沁みこませることができれば、日々の生活は豊かになると考えております。

 和楽やでは、そのようなお品物を作り手さんとお会いして、意匠のこと、材料のこと、作業工程のことなどのお話をお聞きして、実際にお品物に触れて選んでいます。

 多くのお客様に、長くお持ちいただきお役にたてばという思いで、作り手さんからお預かりしたものをお届けするように心がけております。

 日本は四季があり、それぞれに特徴のある気候が日々の生活に深く関わっています。明治時代に初めて太陽暦が取り入れられ、今日までこの暦をもとに様々なことが行われてきましたが、いくらかではありますが、太陰暦を使用していたころの名残があります。例えば、新暦の24日の立春や55日頃の立夏などは旧暦での季節の目安として、現在でも耳にすることがあります。

 日々の食事と暦が密接に関係していたのは、現在のようにハウス栽培などがなく、野菜、穀類などの作物や漁で捕れる魚などに旬というものがあったからです。太陰暦を使っていたころは、暦を見ながら旬の物を食し、暑いときには体を冷やすもの、寒いときには体を温めるものをいただくことで、健康な生活を送れるよう心掛けていました。

 太陰暦をつかっていたころは初物をいただくと75日長生きできるといわれていました。そこには、旬のエネルギーが満ちたものをいただくことによって、身体を丈夫にできるという思いが感じられます。

 現在でも和食の料理の中には旬の食材という考え方は残され、季節ごとの食材を活かした料理を食することができます。和食の技術や心は、料理の味付けや盛り方だけでなく、使われる器や道具、お部屋の装飾まで、食の空間を楽しむためのたくさんの工夫がされてきました。

 日本人の美意識は自然を大切にする畏敬の心と密接につながっています。毎日の生活の中で、その時々の変化を、暦を通して取り入れることで、自然の力と美しさに対する日本独特の感じ方を活かした生活を楽しむことができます。

 「旬のものを食するための器」。食卓に旬のものを一品ご用意してください。その料理をお好みの器に盛れば、視覚からも楽しさが増し、お好みの味付けからは心が安らぐことを覚えます。

谷中 和楽や 概要

店名: 谷中 和楽や

店主: 下田 和明

住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中3-14-8 ハイムすずき101

電話: 03-5842-1917

 

emil: yanaka@warakuya.info